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教員の体罰やスポーツ… [島の情報]

2月1日(金)=気になる島の記事= 八重山日報

教員の体罰やスポーツ…

 教員の体罰やスポーツ指導者の暴力が社会問題化している。
 教え子に手を出してしまったのは「体罰は愛のムチ」だと叩き込まれて育った世代だ。

◆八重山でも30年ほど前は、体罰は当然のように横行していた。
 小学生5年生の同級生が担任に顔を平手打ちされ、勢いよく後ろに飛んで、
 壁に頭を打ってぶっ倒れたのを目撃したことがある。

◆それほどの体罰を受けた理由は、早朝、学校に一番乗りしたのに、教室のドアに
 カギがかかっていたため、開いていた窓から中に入ったというだけのものだった。

◆こうした体罰は当時こそ何の問題にもならなかったが、
 現代の社会通念からは到底許されない。しかし、当時子どもだった教員たちの心の中では「体罰はやむを得ない」という思いが、どこかに巣くっていることだろう。

 親たちも、どこまでが体罰でどこまでが教育なのか、
 明確な線引きができず、戸惑うことがあるに違いない。









◆最も望ましいのは、手を上げなくても子どもたちを畏服させられるだけの教育力を、
 教員や親や指導者が身につけることだ。
 現代は「先生」という呼び名が、かつてなく軽くなっている。

 先生や親が尊敬に値する存在だった時代を「古い」と一蹴するのではなく、
 むしろ当時の価値観に立ち戻るべきではないか。

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