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「南ぬ島石垣空港」の開港‥現空港引っ越し‥石垣島 [島の情報]

3月5日(火) =気になる島の記事= 八重山毎日新聞

「南ぬ島石垣空港」の開港が迫り、現空港関係機関も引っ越し準備に慌ただしい。
 航空会社は、6日の業務終了を待って機器の移設などを行う。

▼空港周辺集落は、開港の7日から離着陸時の騒音がなくなる。
 1943年の旧海軍飛行場建設からだと、実に70年。

 住民の多くが騒音のない時代を知らない。
 昔の平得、真栄里村を知る人は、より感慨深いものがあるだろう。

▼現空港周辺は同時に安全な地域となる。
 1982年の南西航空機オーバーラン事故のとき、近くに住んでいた筆者は黒煙に仰天した。

 慌てて空港に向かったが、当時、事故現場が空港内か外か判断できず、
 消防車と一緒に滑走路を全力で走った。

▼頭の中は真っ白で、取材も何から手をつけて良いのか分からなかった。

 無我夢中でカメラのシャッターを切り、
「乗客乗員全員無事」という声で気を取り戻したことを思い出す。

▼特に乗客を全員脱出させた気丈な客室乗務員が、涙を流す姿、
 震えながら格納庫で手当を受けていた乗客の光景を忘れることができない。

▼新石垣空港の開港で現空港周辺住民は
 事故の不安から解放され、利用客が着陸時の急制動に驚くこともなくなる。

 空港の飛躍的な安全性向上は何にもかえられない。
 新空港は中心街からは遠くなるが、安全で快適な施設である。大切に有効に活用したい。






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