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「戦争の悲惨さを後世に」‥沖縄戦記録フィルム1フィート運動 [島の情報]

2月19日(火)=気になる島の記事= 八重山毎日新聞

 「戦争の悲惨さを後世に」と始められた沖縄戦記録フィルム1フィート運動が来月15日、
  30年間の活動の幕を下ろすことになった。

▼同運動は1984年6月から88年にかけて八重山でも展開され、大変な反響を呼んだ。
 仕掛けたのは当時琉球新報支局長の金城紀春さんら記者クラブの面々。

 桃原用永元市長を会長に大山トヨ、冨田孫秀、石垣信良、石垣正二、大浜秀、牧野清さん
 ら保革を超えた10人の世話人で組織を立ち上げ、運動が展開された。

▼1フィート100円のカンパだが、団体や個人、学校などから続々寄付が寄せられ、
 半年足らずで目標の150万円を突破する、当時は八重山も自衛隊は隅っこでひっそり
 活動する反戦思想の強いそういう時代だった。

▼それが30年を経た今は右派が勢力を広げ、2度のPAC3配備など自衛隊が大手を振り、
 平和団体は逆の立場に追いやられる時代に様変わりした。

▼特に尖閣問題では地元メディアやタカ派政治家らの、今にも中国が攻撃してくるような
「中国脅威論」で領土ナショナリズムがあおられ、日中はきな臭さも漂う緊張状態にある。
 そして「類は友を呼ぶ」で八重山も右翼やそのたぐいが目立ってきた。

▼戦争も起きかねない今の状況だからこそ、
 かつての保革を超えた「1フィート運動」を思い起こしたい。





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